妊娠検査と避妊方法について

避妊時や中絶後に服用する薬は高血圧の人は注意が必要

近年は性行為の低年齢化や妊娠を希望しない女性の増加によって避妊や中絶を行う方が増えてきています。特に前もってピルを服用して避妊をする人は急増してきています。避妊の為には女性ホルモン剤が使用されます。この女性ホルモン剤では卵胞ホルモンと黄体ホルモンを組み合わせた薬となっています。これによって生理周期のようにホルモン変化を人工的に作り出し、排卵、月経が必ず決まったタイミングで起こるようにして避妊を行うことができます。また中絶後においても再度の妊娠の防止のためピルを服用することがあります。この場合中絶して約1週間後からピルの服用を開始することが多いです。
このように多くの場面でピルが使用されていますが、ピルの服用時には注意しなければならない体質があります。まず高血圧の持病を持っている場合には注意が必要です。なぜならピルには血栓塞栓症を引き起こすリスクを高める副作用が報告されているからです。高血圧症の場合、血管壁に過度の圧力がかかるために血管壁が傷つきやすくなります。この傷ついた部分には動脈硬化が起こり、さらに血栓ができやすくなります。よって高血圧症も血栓塞栓症のリスク因子となっているのです。
よってこの2つの条件が重なってしまうとより血栓塞栓症が起こるリスクが高まってしまいます。さらに喫煙をしている方は注意です。喫煙はやはり動脈硬化を進行させ血栓塞栓症のリスクを増加させます。よって35歳以上の喫煙者の女性に対してはピルの服用は禁忌となっています。
高血圧症の方、喫煙者の方はこういったリスクも踏まえつつピルによる避妊を行う必要があります。血圧管理や禁煙ができない方には薬物に頼らないタイミング法などをおすすめします。